RA-07/08に使われているLED('詳しい説明はここをクリック)には、端子が4本ついています。この端子はそれぞれ、赤・緑・青のアノード(+)と共通のカソード(-)になっています。
LEDの電流はアノード(+)からカソード(-)へ流れます。つまり、それぞれの色の端子へ決められた電圧(赤は約1.9V、緑は約3.5V、青は約3.6V、カソードはグランドへ接続)をかけてやると、電流が流れて、赤緑青の3色が点灯します。
この、赤・緑・青に見覚えはありませんか?
そう、これは、「光の3原色」です。
このLEDには、光の3原色である赤・緑・青の3つのLEDが内蔵されていて、それぞれ独立に点灯・消灯を行うことが出来ます。そして点灯する色の組み合わせを変えることによって、1つのLEDでいろいろな色を光らせることが出来るのです。それぞれの組み合わせは以下の図のようになります。(画像をクリックすると拡大します。)
上の図から、
上の説明から、原色の組み合わせから、いくつかの新しい色が作り出せるということがわかりましたか?では、本当にその色の組み合わせ通りになっているかをRA-07/08を使って確かめてみましょう。
まず、STEP3もしくはSTEP5で作成したプログラムをRA-07/08へ色のデータを転送します。(色のデータは1つだけで、点灯時間は何秒でも良い。ただしフェードインやフェードアウトのデータは送らないようにすること。)ここでは、例として黄色のデータを転送したとします。
次に、一度本体電源を切り入力用リード線赤、黒を接続した後に、本体電源を入れます。するとLEDが黄色で点灯します。この状態で、下の図を参考にして、各色が割り当てられたピンの電圧をテスタで測定します。(クリックすると拡大します。)
黄色が点灯している場合は、赤と緑の端子が2.5Vから3.8Vぐらい(電池の残量によって変動します)になり、青の端子は0Vになります。
LEDが点灯するのは、その端子に電圧が出力されている時なので、赤と緑の端子に電圧があるということは、それぞれの色が点灯していると言うことです。
その他の色の組み合わせで端子の電圧を調べてみましょう。
RA-07/08のLEDは、光の3原色である、「赤・緑・青」を内蔵しています。原理的には、このLEDを使えば、全ての色を作り出すことが出来ます。(ただし、RA-07/08では、簡単にするために7色に限定しました。)
RA-07/08のLEDがフルカラーLEDと、言われているのはこのためです。