ICとは、Integrated Circuitの頭文字をとったものです。
集積回路とも言われます。
黒い四角形の樹脂の中にトランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサなどの電気部品が
たくさん入っています。
さまざまな大きさや形のものがあります。
働きもいろんな種類のものがあるのですが、主に電気回路を制御する役割をします。
レインボーライトのICは、受信したプログラム通りにLEDを光らせて音を鳴らすように制御する役割をします。
このようなプログラムを実行できるようなICをCPUと呼びます。
CPUとは、Central Processing Unitの頭文字をとったものです。
中央演算処理装置とも言われます。
レインボーライトに使用されているICは、8ピンのICと言います。
ICに8本のピン(端子)が出ているからです。このピンは、それぞれの役割が決まっています。
上の図2-4は、ICの各ピンの役割を示す図です。各ピンには、ピン番号が付けられています。
ICをよく見ると丸いくぼみがありますが、そこが1番ピンです。そして下へ順番に番号が続きます。
その列が終わると次の列に続きます。
それでは、順番に役割を説明します。
@ピンは、ICに電源を供給するピンです。5VをつなぐとICが動作します。
Aピンは、スピーカを鳴らせるピンです。
Bピンは、LEDの赤色を光らせるための出力(5V)です。スイッチの役割をします。
Cピンは、リード線入力用のセンサーピンです。リード線が接触しているかどうか監視します。
Dピンは、パソコンからのデータを入力するピンです。
Eピンは、LEDの緑色を光らせるための出力(5V)です。スイッチの役割をします。
Fピンは、LEDの青色を光らせるための出力(5V)です。スイッチの役割をします。
Gピンは、GND(読み:グランド)です。マイナスのことです。
ICの働きをイメージ図にしました。
目に見えないことなので、分かりづらいと思いますが、実際の働きとしては、皆さんが、作成したプログラム通りにICは、各色のスイッチを指定時間だけONにしたりOFFにしたりしています。
要するに、ICが皆さんの代わりにLEDのスイッチを入れたり、切ったりしてくれているのです。